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ケアプラザさがみはら 手厚い子育て支援が評価 「復帰率はほぼ100%」

社会

公開:2022年4月28日

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施設内の託児室を利用していた親子ら。今は閉室し、今後は地域の子育て支援の場として活用を考えている
施設内の託児室を利用していた親子ら。今は閉室し、今後は地域の子育て支援の場として活用を考えている

 相模原市は、仕事と家庭の両立支援に積極的に取り組む企業を表彰する「仕事と家庭両立支援推進企業表彰」の2021年度の表彰企業を3月末に発表した。緑区からは社会福祉法人蓬莱会 特別養護老人ホームケアプラザさがみはら(大島)が表彰を受けた。

 同施設は12年に開設。当初から施設内に託児室を設け、子育てしながら働ける環境づくりに努めてきた。「子育て世代の従業員が多く、周囲もお互いさまの気持ちで仕事ができている」と大塚小百合施設長。その環境づくりは働きやすさにつながり、育児休業後のスタッフの復帰率はほぼ100%という。

 さらに、一昨年に給与形態を見直し、同一労働同一賃金を実現。子ども1人あたり1万円支給の扶養手当、短時間正規職員制度、小学生以上の子どもの勤務中の待機場所提供、パート職員への賞与支給など、子育て支援に積極的に取り組み、今回はそれらが市からも評価された。

 同施設には約120人の従業員が働き、その7割を女性が占める。大塚施設長は「人材確保が難しい時代に、職員から選ばれる施設になることを考えた結果、子育て支援をしっかりしている施設でありたいと思った。それが形になってきている」と説明。さらに、「スタッフが長く定着するということは、よりスキルが磨かれて伸びていくので、入居している方へのケアの質も上がる」と利用者へのメリットも感じている。今後は「女性の役職者を増やしていきたい」と話す。「子育てとキャリア、どちらを諦めるかではなく、柔軟に選択できて、どちらも諦めなくていい環境を作りたい」と思い描く。

 なお、託児室は利用する子どもがいなくなったため今年3月に閉室。今後は、地域の子育て支援の場としての活用を考えているという。

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