旭中学校2年の鴨田るなさんが、8月18日から21日に福島県で行われた、「第49回全日本中学校陸上競技選手権大会」の女子走高跳に出場し、1m63cmを記録し優勝した。鴨田さんは、「周りの人が支えてくれたおかげ。感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張りたい」と感謝を語った。
「全日本中学校陸上競技選手権大会」は、毎年8月下旬に開催される全国大会。鴨田さんは、7月2日・3日に開催された「第35回神奈川県中学校選抜陸上競技大会」で1m63cmを記録。全国大会参加基準となる標準記録の1m60cmを3cm上回り、全国の切符を手にした。
走高跳には、全国から22人が参加。鴨田さんは最初の1m55cmのバーを2回目でクリア。9人が残った1m60cmのバーでは2回失敗。鴨田さんは、「早くからクリアしている人を見て焦りがあった」と振り返る。そんな中「他人と比較してペースを乱されてはダメ」と切り替え、後が無くなった3回目で成功した。次の1m63cmのバーでは、残った5人のうち唯一成功し、優勝を決めた。「優勝したことは最初実感が無かったが、友人たちから来た沢山のお祝いメッセージで嬉しさが込み上げてきた」と笑う。
姉弟と練習重ねる
7月の県選抜大会後、助走の際に体勢が崩れ、うまく跳べない事を発見し、修正を行った。「助走で走りたい場所にマーカーを置き、ずれないように走る練習を心がけた」と話す。結果フォームの改善につながり本番までにジャンプの安定性を向上させることに成功した。また、高校でバレーボールをしている姉と、ラグビーをしている小学生の弟とも一緒に練習。「バレーのジャンプの技術やラグビーのタックルの体の動かし方などを吸収してきた。姉弟に感謝」と笑顔で話した。同校の古川直樹校長は、「全国で躍動している姿を見ることが出来て、幸せだった。今後プレッシャーもあると思うが、負けずに競技生活を送って欲しい」と語った。
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