「高校ではもっと上を目指す」と意気込む渡邉さん
「第53回全国中学校卓球大会」が８月21日に行われ、旭中学３年の渡邉崚さんが全国ベスト32まで勝ち進んだ。
渡邉さんは初戦と２回戦を３対０でストレート勝ち。しかしベスト16をかけた３回戦で、３対１で惜しくも敗退した。
リベンジに燃えた１年間だった。昨年も２年生ながら全国大会へ出場。「全国の舞台に立てたという事だけで満足してしまっていた。浮かれていた気持ちもあった」と当時を振り返る。結果は一回戦敗退。ミスが積み重なり、立て直すことが出来なかった。「悔しかった。来年は全国で勝利をと決意した」。
より精度の高い卓球を求め、ミスを減らすため基礎からコツコツと練習を重ねた。努力が実り、今年は目標を超える２勝を達成。「完全燃焼することが出来た」と爽やかに笑う。
顧問の眞崎涼平教諭は、「本当に勝利に貪欲な選手。実力と持ち前の明るさで部員たちを引っ張っていた」と目を細める。「これからも謙虚さを忘れず頑張って欲しい」と笑う。
中学最後の大会を終え渡邉さんは、さらにその先を見据える「高校では全国優勝を。そして日本代表選手として活躍したい」と言葉に力を込めた。
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