相模原商工会議所女性会が11月17日、杜のホールはしもとで50周年記念式典を行った。式典には会員の他、杉岡芳樹相模原商工会議所会頭や本村賢太郎市長らが列席した。
挨拶に立った青木庸江会長は、歴史をつないできた諸先輩に感謝しつつ「コロナ禍でさまざまな制限がある中、会員が力を合わせ、この日を迎えることができた」と話し、「今後も市内の商工業の発展に寄与し、女性が起業したくなる街、女性経営者が輝ける社会を目指し、シビックプライドの醸成に尽力していく」と抱負を語った。
印象深い「とうとるん」
青木会長は、女性会の取り組みの中で近年、最も印象に残っている活動について、桑の葉で作ったお茶「とうとるん」の開発を上げた。かつて養蚕の街として発展した相模原にちなみ、市内の桑茶を使っており、桑の成分を活用した健康増進とあわせ、宅地化で減少していく桑畑の活用や地元農家との連携による生産者の意欲向上も兼ねた取り組み。2014年に「神奈川なでしこブランド」に認定され、日本商工会議所から表彰を受けている。
同会は1972年11月に設立。30の企業・団体の女性経営者で構成されており、市民祭りへの参加や広報紙の発行などの活動を行っている。
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