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『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その23「禁煙と腰痛」について
みなさんこんにちは。今回は喫煙と腰痛の関係についてお話しします。
背骨は頚椎、胸椎、腰椎、その下の仙椎、尾椎から成ります。それぞれ椎体と呼ばれる骨の間にはクッションの役目をする椎間板があります。
この椎間板の中には血管はなく、周囲の毛細血管から滲み出た栄養分が吸収されていきます。
喫煙はニコチンによってこの毛細血管の収縮を引き起こし、栄養分が充分に椎間板に行き渡らず、椎間板は変性します。栄養の届かない椎間板は水分含有量が減りクッション性が悪くなります。このため骨同士がぶつかり変形を起こした(脊椎症)や、椎間板が傷んで不安定になった脊椎を安定させる為、周囲の靭帯が肥厚して、神経を圧迫する(脊柱管狭窄症)の原因となります。
椎間板の約8割が水分を多く含んだコラーゲンから成ります。このコラーゲンはビタミンCから作られます。喫煙によってレモン半分ほどのビタミンCが失われるため、喫煙者は肌の老化と共に椎間板の老化も早めます。受動喫煙も同様の結果がわかっており、煙草には注意が必要です。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については2月23日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
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着物の魅力 伝え続ける1月1日 |
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