第42回さがみはら観光写真コンテストで最優秀賞を受賞した 原田 良徳さん 南区上鶴間本町在住 36歳
遅咲きのカメラ小僧
○…もともと写真にはそれほど興味がなかった。きっかけは「子どもが生まれたから」。一眼レフのカメラを購入し、愛娘の笑顔を中心に、成長を撮り続けるうち、撮影そのものが楽しくなり、写真に興味が出てきた。ここ数年は子どもと風景を融合させた写真を撮るため、常に撮影スポットを探している。カメラもフルサイズに買い替えた。「お金がかかる趣味ですよねぇ」。思わず苦笑した。
○…インスタグラムに投稿されている場所などを参考に、撮影場所は事前にリサーチ。子どもが喜び、家族で出かけやすい場所が基本で「1対9くらい」で家族優先。ただコンテスト用の写真は時世柄、後ろ姿の子どもの写真も多く、妻には「もっと笑顔の写真も撮って」とたしなめられることも。相模原公園は自宅から近く身近な撮影スポット。北公園もお気に入りで、アジサイ時期には良く足を運ぶという。コンテストの他の入選作に大いに刺激を受けた。「まだまだ知らない良い場所がある。もっと市内を発掘したい」
○…福島県の生まれ。大学進学で上京し、就職を機に相模原に移り住んだ。「自然と都会のベストミックスで住みやすい。子育て環境も良いと思う」と絶賛する。子どもは6歳と4歳の姉妹。家事・育児は「掃除がすき。分担できていると思います」ときっぱり。
○…カメラマンとモデルの関係は親子の時間を濃密にしてくれた。「写真撮影が趣味になり、子どもとの時間が増えた」と喜ぶ。それでも「いつまで付き合ってくれるかな」と切ない父親の顔ものぞかせた。コンテストへの応募も意欲的だがあくまでマイペースが基本。時間ができたら「自然が壮大な北海道で撮ってみたい」と夢を語った。