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アゴラ春号 鳥屋、橋本の話題も

社会

公開:2023年4月13日

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アゴラ104号。今回から取り扱いが始まった相模大野の相模原演劇鑑賞会事務所で撮影
アゴラ104号。今回から取り扱いが始まった相模大野の相模原演劇鑑賞会事務所で撮影

雑誌発売 

 相模原の総合雑誌「季刊アゴラ」の104号(2023年春号)が発売された。発行はアゴラさがみはら編集委員会。

 今号では巻頭で、市内在住の画家・上條陽子さんが取り組んできたパレスチナ難民の子どもたちへの絵画指導10年のあゆみを紹介。昨年12月、上條さんはこの活動により文化庁長官表彰を受けている。

 巻末には10ページを使い、A&A事業(麻溝台新磯野地区土地区画整理事業)の地権者の証言を掲載。執筆者は長い期間、この事業にかかわり「生き証人」と自称する先崎武さん(元厚生省・環境庁職員)。土地区画整理審議会の委員を辞めた理由を説明している。

 その他には、改定されたハザードマップにより溶岩流が相模原市緑区への到達が予想される富士山噴火に関して、小中学校の学校給食の歴史と今、いよいよ審議会答申が行われた相模原人権条例の「画期的」な答申内容の紹介、リニア車両基地が計画されている緑区鳥屋「鳥屋の未来を考える会」の取り組み、審議会で計画が承認された橋本・大西大通り線問題などを掲載している。

 発行責任者の山田広美さんは「今回執筆いただいた先崎さんが残念なことに今号完成前に亡くなられ、原稿は遺言のようになってしまいました。ご冥福をお祈りいたしますとともに、生前のご本人の強い意志を受け止め掲載しました」と話した。

 定価500円(税込)。市内一部書店で取り扱い。問い合わせは山田さん【電話】090・7908・6978。

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