相模原市は、中山間地域活性化とさがみはら津久井産材の利用促進を図るため、このほど市内に初めて津久井産材を活用した木製ガードレールを設置した。ガードレールの製作はさがみはら津久井森林組合が、工事は3区の土木事務所がそれぞれ業務を請け負い3月末で工事が完了。間伐材を使用することで森林保全への一助にもなると期待が寄せられている。
市の若手職員らで構成される「もりワーク」(中山間地域をもりあげるワーキンググループ)が2021年10月に実施した集まりで、「さがみはら津久井産材の有効活用」について提案したのがきっかけだった。津久井産材で作った木製ガードレールをオリンピックのロードレースのコース沿いに設置することで津久井産材をPRし、中山間地域の活性化とCO2の削減を目指すというもの。実現化へ市道路計画課と市森林政策課で検討を重ね、箱根町などで既に活用していた「神奈川県型木製ガードレール」を設置することに決まった。これは既設のガードレールに製材を貼り付けるため費用を安価に抑えられ、柱や梁などに使われない細い木材を製材として使用するので「木材の活用につながると林業関係者からも喜びの声があがっている」と市の担当者は話す。市は22年8月にガードレールの製作を津久井森林組合へ委託。工事は各区の土木事務所が請け負った。
促進PRの看板も
設置場所は小倉地区(小倉橋付近)、小山地区(中央区)、相模大野地区(南区)の3カ所。それぞれ津久井産材を使用している旨を記した看板も設置されている。
さがみはら津久井産材利用拡大協議会の佐藤治男会長は「まだまだ津久井産材は周知されていない。市民の目に触れる場所へのガードレールの設置は津久井産材を知ってもらういい機会になると思う」と期待を寄せた。
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