津久井地域商工会連絡協議会が主催するシンポジウム「第5回自然と共生した街づくり〜大きく変化する津久井地域を考える」が4月28日、津久井中央公民館で開催された。
当日は基調講演に黒岩祐治知事が登壇。黒岩知事は、地域の活性化は地域の外の人の目線に立つことが必要だとし、「その地域に行きたいと思わせることが大事」と力説。その上で、神奈川県内で一番マグネット力(引きつける力)を持っている地域として藤野を挙げ、「藤野には世界中からすごい人が引きつけられて来ている。外から見ると、わざわざ行って、住みたくなって、クリエイティブなことをやりたいと思わせる力が藤野にはある。でも、それを地域の人たちがどれだけ知っているのか。自分でも分かっていないということは結構ある」と続け、その上で「津久井はすさまじいポテンシャルがある」と強調した。
「大いに注目」
続くパネルディスカッションでは黒岩知事をコーディネーターに3人のパネリストがそれぞれの立場で津久井地域の未来を提案=写真。JA神奈川県厚生連代表理事理事長の高野靖悟氏は「自然と医療の共生する津久井地域」の創出、アトリエヨシノ代表取締役社長の吉野勝恵氏は「相模湖に野外劇場を作りたい」とバレエを通じたまちづくり、津久井商工会次世代まちづくり構想委員会委員長の網野通氏はリニア中央新幹線の鳥屋車輌基地への回送線の旅客線化と有人ドローンの活用などを主張した。
3人の話を受け黒岩知事は「津久井エリアがポテンシャルのある地域だと感じませんか」と問いかけると、集まった聴衆から大きな拍手が起こり、「我々も注目している。地域一体で『みんなで行くぞ』という機運が高まれば県も全面的に支援していく。互いに頑張りましょう」と話した。
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