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さがみはら緑区 スポーツ

公開日:2023.09.14

400mハードル児玉悠作選手
応援を胸に目指すは1位
 世界陸上 予選敗退もリベンジ誓う

  • NEW城山店内の応援ブースで笑顔を見せる児玉選手

 8月にブダペストで行われた世界陸上競技選手権大会。400mハードルに日本代表として参戦した児玉悠作選手(22)は家電量販店ノジマNEW城山店(向原)に勤務している。今年に入ってから活躍が著しい児玉選手に世界陸上、仕事について話を聞いた。

 児玉選手は長野県出身。市立長野高から法政大に進み、今春から働きながらノジマ陸上部でトレーニングを積んでいる。今年に入りセイコーゴールデングランプリ横浜で自己ベストの48秒77を更新。バンコクで行われたアジア選手権では銀メダル。8月には予選敗退ながらも初の世界陸上に出場するなど、著しい活躍を見せている。

 世界陸上を振り返り、児玉選手は「高校、大学とステップアップをしてきて、ずっと目標にしてきた舞台に立つことができてうれしかった」と話す。予選敗退に「コンディションを合わせられなかった」と振り返り、「今は1カ月ごとに大会が続いていて、シーズンを通して戦い抜く力が不足していると感じた。10月にはアジア大会があるのでそこを乗り切り、来年は力をつけて一つ一つの大会が通過点と言える位に力をつけたい」と意気込む。

「陸上を続けたい」

 児玉選手は、今年の春にノジマに入社。就職活動の時点では陸上を続けるか未定で、入社の動機は「お客様に寄り添った接客、メーカー販売員がいないという考え方に魅かれた」だった。しかし、その後に大学最後の大会を終えると、自分の中に「陸上を続けたい」という思いが再燃。ちょうど同じタイミングでノジマが陸上部を発足することを知り、「『入れてください』と直接会社に言いました」と志願したという。そんな縁もあり、陸上部の第1期生としてスタートを切った。

 現在、児玉選手は3〜4日ほど同店に勤務。担当は季節AV部門でエアコンやテレビの販売がメイン。「お客様と接する機会を増やして、自分ならではの接客をしていきたい」と意欲満々。お客さんからは「見てたよ」「今回は辛かったね」などと声をかけられることもあり、それが活力にもなっている。

あの舞台にもう一度

 今年に入り国際大会への出場、自己ベストの更新など飛躍的な成長を見せている。「今の記録が日本歴代12位なので、まずは10位に入り、ゆくゆくは苅部監督(苅部俊二さん/法政大の恩師)の4位に肩を並べて1位を目指したい」と目標を語る。そして「世界陸上のあの舞台でもう一度勝負して準決勝で走りたい」とリベンジに燃える。

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