トヨタ提供
相模原市緑区役所は12月1日、75歳以上の運転免許更新者に必要とされている運転認知機能検査の「模擬体験」などを実施した=写真。
サン・エールさがみはら(西橋本)の研修室を会場に市民15人が参加した。参加者は全員同検査の「未経験者」で、津久井方面から訪れた70代の男性は「(高齢者による事故が増えており)自分も他人事ではないと思っている。検査を試してみたかった」などと参加の理由を話した。
この模擬体験は、市内でも販売店を展開する「神奈川トヨタ自動車(横浜市)」が協力したもの。同社は2021年に神奈川県警と高齢者運転者等の支援協定を結んでおり23年からは一部店舗が同検査の公式会場となっている。当日の検査は教習所などで実施されている「本番」と同じ仕様で行われた。
当日は視力や聴力のチェックも行われた。区ではこのような取り組みを通じて、ドライバーに安全運転の自覚を促し高齢者の事故を少しでも減らすとともに、運転寿命、健康寿命を伸ばすことで地域の活性化につながることも期待している。実施は昨年に続き2回目。
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