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『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その36 腰椎椎間板ヘルニア治療
今回は、腰椎椎間板ヘルニアの手術をしない治療(これを保存的療法と言います)について解説します。
下肢の筋力低下が高度な場合(自分の意志で足の一部分が動かせない等)、排便・排尿のコントロールが障害されている場合は、緊急手術の適応であるので、そうでない場合が保存的治療の適応となります。腰椎椎間板ヘルニアで痛みが激しい時には、安静にする必要があります。痛みが生じないような姿勢で安静を保つほか、コルセットなどの装具を使用します。また、通常は鎮痛薬を使用します。
痛みが強く一種類の鎮痛薬で効果が充分でない時は、何種類かの鎮痛薬を合わせて使用することもあります。さらに、鎮痛薬で痛みのコントロールが充分でないこともしばしばあり、その際には神経根ブロックと呼ばれる治療を行うこともあります。
上記の保存療法を行えば、通常約3カ月で、約8割の患者さんは痛みが軽快します。つまりほとんどの方は手術をせずに治癒します。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については、3月28日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
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