青野原でソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)を行う株式会社さがみこファームと生活クラブ生活協同組合神奈川、同東京、たまエンパワー株式会社の4者が連携してソーラーシェアリング発電所2基を建設し、3月30日に竣工式が行われた。発電所はさがみこファームの農場に設置された。
発電所の建設計画は約2年前から始まったもの。さがみ生活クラブの矢野克子理事長がさがみこファームのソーラーシェアリングの取り組みに感銘を受け、再生可能エネルギーを推進したいという思いから両者が意気投合。生活クラブの自然エネルギー基金、組合員からの寄付、県の補助金などを得て建設に至った。ソーラーパネルの下の畑ではワイン用のブドウの試験栽培を行う。
大きな可能性
竣工式では施設の名称が「SO・LA・MI」(ソラミ)に決定したことが発表された。「空」「ソーラー」「実り」の3つの意味が込められている。発電所の完成にさがみこファームの山川勇一郎代表は「多くの方の協力があって実現できた。ソーラーシェアリングは地域の課題解決や地域活性化の大きな可能性を持っている。社会から見たら小さな一歩かもしれないが、この事業を大きく育てていきたい」と語ると、4年後のブドウの収穫に思いを寄せ「ワインで乾杯しながら祝福する日を夢見ている」とあいさつ。生活クラブ生協神奈川の半澤彰浩専務理事は「大変夢のある取り組みで、スタートを迎えられて良かった。再エネは地域社会、地域づくり、地域循環を作っていく道具としても位置づけていくことが大事。そういう意味でも相模原市、神奈川県と連携していろいろな取り組みのモデルになれば」と期待した。
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