日本の早春を代表する歌の1つとして、多くの人に愛されてきた『なごり雪』が発表されて50年。作詞作曲した伊勢正三さんと、歌い継いできたイルカさんの「なごり雪50周年スペシャルコンサート」が6月7日(金)、相模女子大学グリーンホールで開催される。ライブを間近に控え、二人が本紙のインタビューに答えた。
―Q1.相模原に来たことはありますか?また、相模原にどのような印象をお持ちですか?
(伊勢さん)もちろんあります。日本で人口の少ない県よりも多くの人が暮らす大都市ながら、自然も豊かですね。相模川で釣りをしたこともあります。
(イルカさん)相模原ではコンサートを何回もさせて頂いていますね!いつも大勢の皆様ありがとうございます。昔TBSのテレビドラマ「オサラバ坂に陽が昇る」に出演した時ドラマの撮影場所が相模原だったので毎日、相模原に早朝から通いました。今でも中央高速で相模湖を通るたびに当時の懐かしい現場を思い出します。
―Q2.いつまでも変わらないお姿ですね。若さの秘訣を教えてください。
(イルカさん)「若く見せよう!」とすると痛々しい感じになるので。自分が着たい物を着ています。それがミニスカートだったりするだけなんです。歌う為には健康でないと声が出ないので、コンサートで歌う事が健康管理に繋がっているのだと思います。
―Q3.「なごり雪」50周年おめでとうございます!今回のステージの見どころ、聴きどころ、意気込みなどをお聞かせください。
(伊勢さん)イルカさんと構築してきた歌の世界を存分に楽しんで頂ければ…と思います。
(イルカさん)客席の皆さんとは一緒に歩いて来た同士!と思っているので。思い出を共有して頂ける歌が沢山有ると思います。そして「まだまだこれから!」と未来も感じて頂ける様に久しぶりのジョイント・コンサートで頑張ります。
―Q4.「なごり雪」は、どのようにして生まれた曲でしょうか?また、制作期間はどれくらいでしたか?
(伊勢さん)「今 春が来て君は〜」のサビが瞬時に出来て、あとは夢中で作った記憶しかないので、(完成までに)数日はかかったはずなのに、すぐ出来たような気分です。(その間〈浦島太郎〉くらいの時が流れていたのかもしれないけど(笑)、自分では短期間で出来た作品だと感じています)
―Q5.どのような気持ちを込めて、歌っていらっしゃいますか?
(イルカさん)歌う時に、考えて歌う事は無いのですが、いて下さる方々の気持ちに寄り添えれば幸いです。
―Q6.なごり雪はお二人にとってどのような曲でしょうか?
(伊勢さん)唯一無二の歌です。
(イルカさん)「なごり雪」は姫さまをお預かりした様な気持ちで大切に大切に歌って来ました。大きく育てて下さったのは…皆さんですね。
―Q7.伊勢さんがお作りになった曲は切ない情景が浮かぶ曲が多いですね。
(伊勢さん)はい。でも、その「せつない…」は、「かなしい」とはまた違う気持ちとして歌にしてきたつもりです。
―Q8.最後に改めて、お二人のステージを楽しみにされている市民の皆さんにメッセージをお願いいたします。
(伊勢さん)私はかつて、一観客として、このグリーンホールの客席から、敬愛する「バート・バカラック」さんと同じ時空を共有できたことが忘れられません。どんな時も「一期一会」を心に銘じ、その日皆さんとお逢いできるのが幸せです。
(イルカさん)「なごり雪」がこんなに永く愛されて、大きく育ってくれたのは皆様のお陰と思っています。感謝を込めて皆様に喜んで頂けるコンサートにしますので是非とも沢山の皆様!いらして下さいね!
○…『なごり雪』50周年スペシャル伊勢正三&イルカコンサート/2024年6月7日(金)、相模女子大学グリーンホール(南区相模大野)で午後4時30分開演。チケットは全席指定9000円(税込)で発売中。詳細はRo-Onチケット【電話】047・365・9960。
さがみはら緑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>