市内にある22の地区社会福祉協議会(地区社協)では、地域の身近な支えあい活動を推進するため、住民だけでなくさまざまな地域団体と活動に取り組んでいます。
相模湖地区社協の活動を津久井やまゆり園が応援
相模湖地区社協は、地域福祉情報を伝える広報紙「さがみ湖地区社協だより」を年4回発行しています。回覧や新聞折込のほか、金融機関などにも配架しています。現在この配架先への配送を、県立障害者支援施設津久井やまゆり園の利用者が担っています。
支えられつつ支える存在に
相模湖地区社協広報編集長の中河さんは「2年前にやまゆり園利用者の自治会長と、職員の方が『地域でお手伝いできることはないか』とご相談に来てくれたことをきっかけにはじまりました。園にお手伝いに行くことはありましたが、このような形でお手伝いいただけるとは」と思いがけぬ助っ人の登場に笑顔を浮かべました。
津久井やまゆり園職員の鈴木さんに活動の意義をおたずねすると「園内だけでは利用者の方の持つ力を見つけきれないと感じていました。活動のなかで思いがけぬ一面を知ることができています。定期的に地域に出かけることで、一個人として地域の方と知り合い、支えられるだけの存在ではなく、支える側にもなれることをお互いが気づくきっかけになればと思います」と話しました。
「地域での助け合いは当たり前のこと」と語るのは相模湖地区社協会長の石井さん。「地域の一員であるやまゆり園の方に助けてもらう機会があっていい。そのためにも地域住民として利用者の方々の個性や特性を身近に感じることで、『共に生きる』の考えが形になっていくのかなと思います」と語りました。
最後に、実際に活動を行っている佐藤さん(写真中央)に「次回も活動していただけますか?」とお聞きすると「いいとも!」と元気にお返事をいただきました。
この他にも市内ではさまざまな地域福祉活動が行われています。賛助会費は貴重な財源になっています。ぜひとも多くの皆様からのご支援をお願いします。(問)市社協総務課【電話】042・730・3888
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