JR東海が運営する橋本のイノベーション創出促進拠点「FUN+TECH LABO(ファンタステックラボ)」と市内にキャンパスを構える麻布大学が共催して8月5日、8日に同拠点でデジタルマッピングの市民参加型ワークショップが開催された。
このワークショップは、再開発の進む橋本周辺の「今の魅力」をデジタル地図で未来に残す手法を同大の村山史世准教授と環境科学科の学生が伝授するという企画。ワークショップには8組が参加した。
5日の講義では、村山准教授が「今の橋本をデジタル地図にすることで、世界中の誰もが投稿や閲覧できるようになる。そうやって今の橋本を記録することで20〜30年後に住む人に今の橋本を伝えられる」と話すと、アナログとデジタルの地図の違い、アプリを使った投稿の手法などを解説。8日には、それぞれが撮影した画像を参加者同士で共有した。
ワークショップに参加した橋本地区在住の女性は「これから大きく変わる橋本で、変わってからでは残せないものを未来に残すことができたら、それはきっと宝物になる」と期待を寄せた。
ファンタステックラボの担当者は「今回は地域の大学と一緒にワークショップを開催したが、引き続きリニア中央新幹線の駅ができる橋本をいろいろな方を巻き込みながら良いまちにしていきたい」と話した。
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