「校則ゼロ」「宿題ゼロ」「時間割なし」などに取り組む公立小中学校の校長を紹介するドキュメンタリー映画「夢みる校長先生〜子どもファーストな公立学校の作り方」の上映会が9月21日(土)、もみじホール城山(久保沢2の26の2)で開催される。一般社団法人ミラクルギフト主催、相模原市、市教育委員会後援。
同作品は自由教育の現場を撮った映画「夢みる小学校」のスピンオフ映画。通知表の廃止や愛あるコロナ対策など、独自の取り組みで子どもたちを育てる校長を紹介する。
「信頼し合える」
上映会の発起人は、子育てサークルめぐりのわの代表を務める山脇優美さん。自身も子育て中の山脇さんは、昨夏にこの映画を鑑賞して「つながることの大切さと、学校と保護者、地域がしっかり対話していけば信頼し合える関係になると感じた」と話す。
現在は区内で食育講座などを行うサロンを営む山脇さんだが、それまでは横浜市で教師として働いていた。学校も保護者も子どものためにという思いがあるのに、その距離感がなかなか縮まらないことに、「腹を割って話せば理解し合える」と考える。教師時代は、自身も積極的に地域に飛び出して信頼関係を構築していった。しかし、コロナ禍や働き方改革などで極端に接する時間を奪われた状況に「どこで学校と保護者がつながるのだろうと思ってしまう」と危機感を抱いている。「行政を待っていたら時間が掛かる。地域が積極的にやっていかないといけない」。
終了後に交流会
そんな思いから山脇さんは今年5月にサン・エールさがみはらで初めて同作の上映会を開催。趣旨に賛同してくれるママ友や仲間と共に手探りで開催にこぎつけた。「また開催してほしい」という声や、新たな出会いがきっかけとなり、今回の開催が決定した。
上映会の終了後には交流会も予定している。山脇さんは「それぞれ子育てに対する思いがある人同士がつながる場になれば」と期待する。そして、「この映画には魂を揺さぶるものがあり、みんなが思いを話したくなる映画だと思う。子どもの自由を願っていたり、教育に対して思いがある保護者にはぜひ見てもらいたい」と呼び掛ける。
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上映会は2部制で午前は10時30分から、午後は2時から。午後の部の終了後のみ交流会を開催。入場は大人1000円、高校生以下無料。定員は先着順で各回200人。申し込み、問い合わせは二次元コードから。
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