相談会で対応するメンバー
在宅で認知症高齢者を介護している人の拠りどころとして交流会や研修会の開催、会報の発行などに取り組む認知症高齢者家族の会「友知草（ともしりそう）の会」。介護を体験した会員が地道な支援を続けている。
活動の原動力になっているのが、体験者だからこその思い。「相談会を開いてもゼロの時もある。それでも『きょう来てよかった』『心が軽くなった』という言葉をいただけると全然苦ではない」と徳田富美子会長＝人物風土記で紹介＝らメンバーは口を揃える。
同会は平成５年６月に発足。県相模原保健所が主催する教室に参加したメンバーを中心に誕生した。30年以上にわたって活動を続け、現在は25人で構成される。
会員は「家族は介護のレールに乗るまで苦労し試行錯誤していると思うが、回り出すとスムーズにいくことも多い。私たちの活動や地域包括支援センターにアクセスしてほしい」と話す。
10月に研修交流会
同会では10月12日（土）、交流会をけやき会館３階市民活動サポートセンター会議室で開催する。「認知症初期集中支援チーム」「短期集中予防サービス」をテーマに市職員が取り組みを話す。午後１時30分から。参加費は無料。一般の参加可（当日直接会場へ）。
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