藤野中学校で10月24日、「職業講話」が行われ、日連出身のネイリスト・森久保千里さんと、名倉の巨大オブジェ「緑のラブレター」の作者・高橋政行さんが登壇した。
地域で働く人たちに、仕事に必要な資格ややりがいなどを聞くことで、職業意識を高めるのが目的。総合的な学習の時間の一環として、例年実施されている。
まず、同校の卒業生でもある森久保さんが、中学時代を振り返りながら自己紹介。ネイル世界大会で優勝するまでの道のりや、苦労話などを披露した。森久保さんは自らの技術向上のために大会に挑戦し続けたこと、最近はアスリートネイルに力を入れていることなどを説明し、「努力した分だけ自信を手に入れられる。夢はかなう」と生徒たちに呼び掛けた。
牧野在住でアートワークを約50年続ける高橋さんは「絵がうまくても仕事にはならない。人と同じことをしても評価されない」と、芸術を仕事にする難しさを伝え、「仕事は一つ一つ丁寧に。努力を続ければ、必ずいつか花開く」と説いた。
2人の話を聞いた生徒からは「良い経験になった。進路学習に役立てたい」「爪が生活に支障を来すこと、普段見ている作品の作者が高橋さんと知って感動した」などの感想が述べられた。
講話を終え、森久保さんは「自分を信じて未来へ一歩踏み出す皆さんの可能性を応援しています」、高橋さんは「厳しさも含め、リアルを伝えられたと思う。皆さんの刺激になれば」とそれぞれ語った。
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