相模原市は11月20日、市制施行70周年を迎え、市民会館で記念式典を開催した。約1200人の市民らを前に本村賢太郎市長は「相模原は田舎すぎず、都会すぎない、多くの人に選ばれる都市になった。市制100年を目指し幸せ色あふれるまちをつくる」などと式辞を述べた。
1954年11月20日に県内では10番目、全国で453番目の市として産声を上げた相模原市。当時の人口は約8万人、その後、工場誘致政策やベッドタウンとしての人気が高まったことなどから人口が急増し、2010年には政令市へと移行。現在は72万人を越える都市になった。
相模原出身のピアニスト・古海行子さんの演奏で始まったこの日の式典では、光明学園相模原高校の和太鼓部が迫力の演奏を披露するなどして会場を盛り上げた。
本村市長は式辞でこれまでの市の歩みを振り返り、06、07年の市町村合併について触れると、「城山町、津久井町、相模湖町、藤野町、4つの町長、町議会、町民のご理解と英断をいただき、旧相模原市と合併した。全国で初めて戦後生まれの自治体として政令指定都市になったのが本市」と力を込めると、ここ数年は全国でも転入超過が上位であることを説明し、『子育てするなら相模原』、『第二・第三の人生を楽しむなら相模原』と、多くの皆さまに選んでいただけるまちになりつつある」と話した。
さらに、リニア中央新幹線の新駅が県内で唯一できるまちであることや、相模総合補給廠の返還、麻溝台・新磯野地区の区画整理事業など相模原の未来を占う大事な事業がこれから控えていることにも触れ、「72万市民、誰一人取り残さないワンチームで、100周年に向かって幸せ色あふれる相模原を創造していきたい」と誓った。
初の市民栄誉表彰
「市民栄誉表彰」の表彰式もあり、パリオリンピックのスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋選手とパラリンピックのゴールボール男子の日本代表として金メダルを獲得した萩原直輝選手がお祝いムードに花を添えた。
式典の第2部では、「未来のさがみはら」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。本村市長のほかに、JAXAの國中均所長、国内最大のオンライン直売所食べチョクの秋元里奈代表、落語家の鈴々舎美馬さんら相模原にゆかりのある著名人らが登壇。相模原市について、「今も魅力あるまちだと思うが、30年後には住みよいまちのランキングでトップになってほしい」「農業の生産地と都市の消費地が近い利点がある」といった意見があがり、まちの魅力を再認識していた。
「共にささえあい 生きる社会」相模原市は、全ての人が共に支えあって生きる共生社会の実現を目指しています。 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/fukushi/1026641/1012901.html |
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