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『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その46 化膿性脊椎炎について
化膿性脊椎炎とは、何らかの原因で体外から侵入した細菌が血流に乗って脊椎に感染する疾患です。黄色ブドウ球菌が原因菌として最多です。これはヒトの皮膚や消化管に常在する菌の一種で、他の感染症の原因になることも多いです。腰椎に発症することが多く、その場合、発熱を伴う強い腰痛を生じます。
進行すると感染した椎体が破壊されて強い変形を生じたり、神経障害を合併することもあります。40〜50代の男性に発症しやすいと言われてきましたが、近年は高齢化社会に伴い高齢の患者さんも増えています。
原因は不明なことが多いですが、糖尿病や腎不全、癌などの基礎疾患があり免疫が低下している方はリスクが上がります。安静、コルセット、抗生物質などでの保存治療が原則です。しかし保存治療で改善しない場合や、長期間安静による廃用予防、早期除痛などを目的に手術を行うこともあります。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については2025年1月23日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
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