県自然環境保全センターは12月23日、2025年春のスギ・ヒノキの花粉飛散量の予測について、スギは「多い」、ヒノキは「例年並み」と発表した。
同センターでは県内のスギ林30カ所、ヒノキ林40カ所で花粉を飛散させる雄花の着花量調査を11、12月に実施した。今回のスギ調査では、スギ林の着花点数の平均値は67・3点で、昨年の46・1点、28年間の平均46・6点をいずれも上回り、過去5番目に高い値となった。一方、ヒノキ林の着花点数の平均値は47・7点で、昨年の53・4点を下回り、13年間の平均46・0点に近い値だった。
スギやヒノキは夏期が猛暑だと、雄花の着花量が多くなる傾向にある。また、前年の着花が多いと翌年は減る傾向にある。同センターでは、「スギの着花量が多いのは24年7、8月が記録的な猛暑であったことや、前年の雄花の着花量がやや少なかったことが要因と推定される。一方、ヒノキについては前年に多く着花した影響でそれほど増えなかったものと思われる」と分析している。
なお、調査は相模原市緑区の森林地帯でも行われた。
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