2月に優良公民館表彰を受賞した大沢公民館の館長を務める 大貫 勲さん 大島在住 76歳
ふらっと立ち寄れる場所に
○…優良公民館表彰の受賞に「活動が評価されてうれしい。多くの方に感謝したい」と笑顔を見せる。公民館の利用者が高齢者中心の現状に、「子どもたちにもっと来てほしい」と親子全力クラブを3年前に立ち上げた。親子で参加する事業を企画し、少しずつ成果が出ている。「子どもが増えてきて親世代も事業に関わってくれている」と手応えを口にする。
○…館長になり7年目。公民館では講座やコンサート、マラソン大会などさまざまな事業を展開している。「担当部長がみんな優秀だから」と感謝する。自身は歴史講座を受け持ち毎年秋に開催。全3回の講座で最終回には学んだ場所を見学に行くのが楽しみだ。とりわけ日本史の中世が好きで「今年のテーマは女戦国史の予定。甲斐姫が守った忍城(埼玉県)を皆さんと見学できれば」と、今から胸が高なる。
○…生まれ育ちは大島。「祖父から孫まで5代揃って大沢小だよ」と豪快に笑う。高校は横浜市、大学は都内で学び相模原市の職員に。今でも尊敬するのは故・舘盛静光市長。「地元が同じで大沢公民館の初代館長なんだよ」と話すと「話す時は手を前に組むとか、演台では手をつかないとかの教えは今でも守ってるね」と照れ笑い。「職員のまとめ方や同じ方向に一致団結する姿勢はすごかった」と懐かしむ。
○…公民館が今抱える課題に「情報発信」を挙げる。「住民が公民館で何をやっているのか知ってほしい」とつぶやく。現状打破のために小中学校との連携を強化し、校内に公民館の掲示板を設けるなど試行錯誤を繰り返す。「ちょっと遊びに来たり、ふらっと立ち寄って情報を知る場所になっていけば」。そんな暮らしに密接した公民館を思い描き、地域社会に貢献していく。
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