視覚に障害のある人の外出支援と社会参加を促進しようとこのほど、市内の駅などから公共施設などまでの道順を言葉で案内する「ことばの道案内」がこのほど、相模原市のホームページで公開された。
市と、東京都北区など各地で同様の取り組みを行っている「特定非営利法人ことばの道案内」が協働で進める同事業。地図や画像の認識が困難な障害者向けに、JR相模原駅などから市役所などまでの行き方が、バスの停留所の場所なども含めて、点字ブロックに沿って言葉で案内される。案内は、市と同法人のほか、市内の視覚障害者団体のメンバーらが協力して、作成。安全・正確性を期すため、障害者と晴眼者がチームをつくり、実際に現場を歩きながら進められた。
市障害政策課によれば「実際に現場を歩いたことで、点字ブロックの破損個所の発見につながったほか、歩道と車道の境目に段差がないことが、視覚障害者にとっては逆に障害になることがわかった」と案内の作成以外にも収穫があったという。同事業に関する詳細は、ホームページ(http://www.walkingnavi.com)または同課【電話】042・707・7055へ。
さがみはら緑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|