相模原市安全・安心まちづくり推進協議会(会長・加山俊夫市長)はこの程、「防犯メジャー」を橋本駅近辺の防犯灯や道路照明灯など約80カ所に設置した。事件が発生した場合、容疑者や不審者などの背丈を把握して、警察などへの通報に活用できるほか、犯罪の抑止力を高める効果も期待されている。
「防犯メジャー」は身長メジャーとも呼ばれ、黄色、青、赤、緑、白など、高さによって色分けされたステッカーで、識別しやすくしたもの。不審者などを目撃した際に、背丈などの特徴を把握し、あいまいな人間の記憶を助けるのに役立つとされている。コンビニやスーパーなどで先行導入され、近年は使用する自治体も少しずつ増えており、県内では横浜市の一部で採用されている。
相模原市安全・安心まちづくり推進協議会は2017年度から、緑・中央・南の各区に分かれて、各々の地域に合わせた有効な安全、防犯対策を模索してきた。そうした中、同会緑区事務局では、犯罪などの抑止力を高める有効な手段として「防犯メジャー」の設置を検討。設置場所については、様々な意見が出されたが、緑区の中でも人口密度が最も高い橋本駅周辺をモデル地区として、先行して設置をすることに決めた。
同協議会では1月から2月にかけて、橋本駅周辺の防犯灯や道路照明灯など約80カ所に設置を完了した。併せて、メジャーの下に「防犯パトロール中、不審者、110番」と書かれた防犯ステッカーを貼ることにより、より一層の犯罪の抑止力となることを期待している。
同会緑区事務局では「今後、どれ位の距離から見えるのか、夜間でも効果があるかなど、住民の皆様の意見を聞いて検証していく必要がありますが、有効であれば他の地区での導入も検討していきたい」と話した。
この件に関する問い合わせは、相模原市安全・安心まちづくり推進協議会緑区事務局(区地域振興課)【電話】042・775・8801へ。
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