LCA国際学園小学校(橋本台/山口紀生学園長)の依頼を受け、女子美術大学の大学院の学生が校舎入口に描き上げた壁画の完成披露除幕式が2月27日、同校で開かれた。
壁画の題材は「アレキサンダー大王」(油彩・240cm×89cm)と「高松塚古墳」(油彩・320cm×89cm)。幼少期から芸術に触れることで、感性を育てるというLCAの学校方針と「今を生きる芸術家に活躍の場を」という山口学園長の思いを受け、同大大学院洋画研究領域2年の太田晴子さん(24)と若松はるかさん(24)が1年をかけて完成させた。紀元前4世紀に西洋から東征を進めた国際的君主の勇姿と、日本の歴史の象徴ともいえる古墳に描かれた女子群像を、日本文化を大切にしながら国際教育に力を入れる同校のイメージと重ねたという。
式典後、太田さんは「児童に人と関わりを持ってもらえるように、外へ向けて勇敢に飛び出すような(アレキサンダー大王の)様子を描いた」と説明。若松さんは「特別に意識しなくても児童は毎日必ず絵を見て学び舎に入る。素晴らしいことだと思う」と話した。初めて自分の学校に飾られた壁画を見た櫻田麗実菜さん(同小6年)は「私たちはインターナショナルスクールに通っているけれど、日本人としての芯を持っているから国際的につながることができるのだと思う。この絵を見ていると、外国とつながれる気がする」と笑顔を見せた。壁画は一般公開も予定。観覧希望者は同学園【電話】042・771・6131へ。
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