相模原市と山梨県を結ぶ国道413号で工事が行われていた「横山トンネル」が10月1日、午前11時から暫定供用開始となる。市は、「トンネルの開通で直線の道路となるので、見通しが良く便利になる」と話し、山間部の交通の難所の一つが解消されることが期待される。
津久井から山梨県道志村方面へ向かう際の主要道路となる国道413号。青山交差点以西は、「道志みち」と呼ばれ、2020年東京オリンピック自転車ロードレース競技の走行ルートにもなっている。
今回、道路の整備工事が行われたのは、「横山トンネル」を含む青根707番67地先から同687番9地先までの198m。17年9月に着工し、工事の完了は今年11月末の予定。総予算額は6億6800万円となる。
工事の完了に先立ち、10月1日の午前11時から暫定的に供用開始となる「横山トンネル」は、全長68m、幅員10m。当面は幅5mずつの片側一車線道路となるが、将来的にはどちらか一方に3mの歩道が整備され、車道は各3・5mとなる予定。市道路整備課は「トンネルが開通する前は、カーブが急で見通しが悪く、大型車などは相互に通行しにくい場所だった。今回の開通で通りやすくなる」と期待する。
3月末に青根の道路整備が完了
国道413号は、昨年10月の台風により発生した斜面の崩落のため、青根地区で通行止めとなっていた。横山トンネルの山梨県側の道路に長さ約50mの仮橋をかけて、信号機による片側相互通行とすることで今年4月19日に暫定開通したものの、まだ復旧工事は行われており、依然として不便な状況が続いている。地区全体の災害復旧工事が終了し、全面開通となるのは来年3月末の見込み。
市道路整備課は「整備は来夏の東京オリンピックには間に合う見込み。3月までは交通規制などでご迷惑かけるが、理解と協力をお願いしたい」と話した。
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