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『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その27 パーキンソン病と腰曲がりについて
パーキンソン病とは、脳で産生されるドパミンという物質が減少する難治性の病気です。ドパミンは脳が体を動かす指令を調整しているため、パーキンソン病になると体が動かしづらくなります。そのため、表情が乏しくなる仮面様顔貌、手足の震え(振戦)、小刻み歩行などの症状がおこります。世界的に有名なボクサーの故モハメドアリ氏も、この病気にかかり闘病していました。
またパーキンソン病では姿勢を保持することが困難になるため、腰がひどく曲がってしまい、結果的に腰痛や神経痛を生じることもあります。内科的治療が進歩しており投薬などでの症状改善が期待できますが、変形が強く日常生活に支障をきたす場合にはインプラントを使って矯正手術を行うこともあります。
加齢とともに徐々に腰が曲がってくることはありますが、特に思い当たる原因がなく急激に腰が曲がってきた場合、この病気が隠れているかもしれません。ご家族や周囲で腰曲がりになっている方がいらしたら、体の動きにも注目してください。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については6月22日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
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