橋本小学校(佐藤美佳校長)で5月14日、Eテレの教育番組「フックブックロー」に出演していた「けっさくくん」こと谷本賢一郎(愛称/タニケン)さんを招いたコンサートが開催され、会場は大いに盛り上がりを見せた。
このコンサートは4年生がタニケンさんに声を掛け実現したもの。4年生は昨年、総合的な学習の時間で「未来の橋本のまち」のジオラマ作成、津久井在来大豆を使ったみそづくりなどを通して地域の魅力を再確認。「このまちの良さを多くの人に伝えたい」と考えていたところ、タニケンさんがアリオ橋本と相模原市のイメージソング「新しい朝」を歌っていることを知った。そこで、タニケンさんに「一緒に橋本の歌を作ってほしい」と依頼するために声を掛けたという。
目標は「紅白」
当日は、4年生のほかに3年生とその保護者が体育館に集まりコンサートを鑑賞。前半のミュージカル公演が終わると、満を持してタニケンさんが登場した。コンサートが始まると「あいさつのうた」「青空しんこきゅう」「新しい朝」などを熱唱。児童も歌に合わせて手拍子や手振り、体を動かして曲を楽しんだ。会場の体育館全体に元気な声が響き渡るなど、コンサートは大きな盛り上がりを見せた。
コンサートが終了すると、児童は「とても楽しかったです。最高の時間をありがとうございました」「タニケンさんのおかげでミュージシャンのすごさを知ることができました」などと感想を述べた。
最後に改めて4年生がタニケンさんに向け、「一緒に橋本の歌を作って橋本を有名にしてください。お願いします」と声を合わせると、タニケンさんは笑顔で快諾。「一緒にまちを歩いて橋本の良いところをいっぱい教えてください。そして、みんなが歌いたくなる、大好きな歌を一緒に作りましょう」と力強く意気込みを語った。
タニケンさんの快諾を喜ぶ児童は、歌作りに向けて「素敵な歌を作って発表してCDを作って、それを有名にして紅白に出る」と興奮気味に目標を語った。
「初めての経験」
タニケンさんは子どもたちと歌を作るのは「初めての経験」と語り、依頼の連絡が来た時は「橋本の子どもたちと橋本の歌を作れるなんてすごいこと。うれしかった」と振り返る。今回は初めての顔合わせということで、自分自身を児童に知ってもらうための「あいさつ代わりのコンサートだった」と笑顔を見せる。
早速、5月の下旬には児童と橋本のまちを探検することになっており、「子どもたちとたくさんコミュニケーションを取って取り組んでいきたい。目指せ紅白」と子どもたちの夢を応援することを誓った。
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