津久井消防署警備課藤野分署の救急隊員として勤務する佐野兼太さん=人物風土記で紹介=が8月に千葉県で開催された第52回全国消防救助技術大会に出場し、水上の部の種目「複合検索」で10位入賞した。
複合検索は水中の行方不明者の検索を想定した訓練。マスク、スノーケル、フィンを着装し、障害物(救命浮環)を突破しながら水中に沈められたリングを検索して引き揚げゴールを目指す。タイムと正確さを競う。
佐野さんは相模原市の代表として県消防救助技術指導会、関東地区指導会で好成績を収め全国への切符をつかんだ。関東大会では25・8秒という好タイムだったが、全国大会では序盤にリングをうまく拾えなかったことがタイムに影響した。関東大会より1・3秒遅れたことに佐野さんは「関東大会は全国への出場権が懸かっていたので緊張したが、全国で緊張はなかった。いつも通りに楽しもうと思っていたが残念」と振り返った。
大会など人生の大一番の前日には自宅のトイレ掃除をするのがルーティンという佐野さん。高校時代に野球部でトイレ掃除の担当だったことから、今でも続けているという。今大会は前日から会場に入っていたため、「トイレ掃除が前々日だったことが影響したのかも」と笑わせた。
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