野生動物研究家の小川路人さん(橋本在住)がこのほど、自身3冊目となる図鑑「実物大で見る相模原市と世界のカブトムシ・クワガタムシ」を出版した。国内外に生息するカブトムシとクワガタムシ35種類を「実物大」で紹介している。
小川さんは、大手出版社で長年、編集者を務めた経験を生かし、撮影から執筆、編集校正まで全てを自分で手掛ける。これまでに、「相模原・津久井の動物」(改訂新版「相模原市の動物」)、「相模原市の両生類・爬虫類」を刊行しており、「これで手作り図鑑、相模原3部作の完成だな」と笑顔を見せる。
3冊目のテーマを子どもたちに人気のカブトムシとクワガタムシに決めたが、「市内」限定だと種類が少なく、今回は「世界」に枠を広げたという。最大の特長は、幼虫も成虫も写真は全て「実物大」なところだ。最終ページには飼育の基本についても記載した。
小川さんは「子どもたちに気軽に手に取ってもらえれば」と呼び掛け、「いつか、『相模原の野鳥』や『希少種図鑑』もつくりたい」と今後の抱負を語った。
「実物大で見る相模原市と世界のカブトムシ・クワガタムシ」はA5判オールカラー全16頁。1部300円。ペッツワン城山店【電話】042・783・1081、市立博物館【電話】042・750・8030、モナの丘【電話】042・777・8586で購入できる。問い合わせは小川さん【携帯電話】080・6563・8998。
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