町田市立金井小学校(石井清文校長)では4年生の図工の授業における学習指導の一環として、近隣の町田市立博物館と連携し、25日まで開催されていた展示会「マイセン〜西洋磁器の誕生〜」の作品を学んだ。児童が博物館で「ただ作品を鑑賞する」だけでなく、事前・事後の学習を加えることで、作品をより深く味わってもらおうとする指導法が施されている。
19日の事前授業では、7班に分かれ、写真でマイセン7作品を3分間ずつじっくり鑑賞。その後、好きな作品を1つ選びスケッチし、その特徴を互いに話し合いながらワークシートに書きとめた。その2日後には博物館を訪れ、実際に飾ってある作品を鑑賞し、スケッチも行なった。4先生の児童は、「写真で見るより表現がすごかった。描いていて気づくこともある」と話し、作品を深く楽しんでいた。今回授業を担当した櫻井美智子先生は「事前授業を工夫し通り過ぎてしまう作品鑑賞にならないようにしました」と話していた。
10月8日〜「江戸切子」
町田市立博物館では今月25日に終了した展覧会「マイセン」に続き、10月8日(土)から「江戸切子-日本のカットガラスの美と伝統-」を開催する。入場無料。11月27日(日)まで。
江戸時代から現代に至る日本の切子とその源流にあたるヨーロッパのカットガラス250点に加え、現代の切子の工具も併せて展示する。なお本展覧会でも、同小6年生が同じく図工の時間で「江戸切子」を題材に取り上げ、同様に学習する予定だ。
展覧会に関する問合せは【電話】042・726・1531町田市立博物館へ。
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|