東日本ボクシング協会主催第6回エアボクシング大会でチャンピオンになった 村山 正徳さん 成瀬台在住 36歳
好奇心を力に変えて
○…子どもの頃は体も小さく、体力にも自信がなかった。その後も特にスポーツに打ち込むことはなかったが、25歳の時にある出会いで一念発起。ハードなボクシングの世界に飛び込んだ。当時ブレイクしていた辰吉丈一郎氏の負けても、体を壊しても挑戦し続けるその姿に共感し門を叩いた。「でも健康維持と体力作りが目的だったかな」と笑う。年齢制限ギリギリの30歳でプロテストに挑戦したが、夢は叶わなかった。
○…成瀬で生まれ育ち、現在は一児の父親。テスト後もジム仲間の応援をしながら練習を続けた。目標を失いかけた頃、会長から「エアボクシング」を勧められた。相手の動きを読んでパンチを繰り出し、ガードする。フットワークを使い3分間本気で戦い抜く。違いはパンチが体に当たらないだけ。年齢に関係なく真剣勝負が出来る事に、プロテストに挑戦した時の熱い気持ちが蘇った。そして、2年間必死に打ち込んだ結果の優勝。「会長が新たな道を勧めてくれたおかげです」と感謝の気持ちも忘れない。そして、いつも駆けつけてくれる奥さんと息子さんの応援も力になった。
○…本業はフリーのカメラマン。2年前にボクシング仲間の姿を撮りたくなり脱サラ。スポーツから料理、風景など被写体は多彩。憧れの辰吉氏を大阪まで追いかけ撮影もした。一緒に練習に参加し打ち解けた後、やっと許可がおりシャッターを切った。被写体は『こぶし』。「こんなん撮る奴おらんで」と喜ばれた。10月に町田市フォトサロンで星空をテーマに個展を開く。
○…現在は本業と、選手とトレーナーの三役をこなす。次の目標は11月の大会上位者決定戦。「そこでチャンピオンベルトを防衛して、また1歳の息子をリングに上げたい」と意気込む。また、トレーナーとしても100人ものジム生に「真剣勝負の魅力」を伝える使命を忘れない。独自のスタイルでシャッターを切り、”こぶし”を鍛える。
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