自民党の圧勝に終わった衆議院選挙。町田・多摩市を選挙区とする東京第23区も自民の小倉将信氏が、2期目を目指す民主の櫛渕万里氏ら5人を破り、初当選を果たした。
当選が確実となった16日午後10時すぎに小倉氏が事務所に入ると、支援者らは「おめでとう」と大きな声援と拍手で出迎えた。
「今日がゴールではないと思っている。日本の経済はとても厳しい状況。外交も安全保障も行き詰っている。1年目から国会議員としてフル活動し、日本のためにも町田のためにも貢献することによって恩返しをしたいと考えている」とあいさつした。
経済の立て直し
小倉氏は「自分が課せられた期待は『経済の立て直し』」と話し、日本銀行出身の経験を生かし、経済再生、雇用拡大に全力を注ぎたいと抱負を語った。また介護の分野での問題点も肌で感じ、この分野でもしっかりと改善できるように職責を果たしたいと意気込みを語った。
後援会長の金子仙太郎氏は「自民党の後援会が分裂した中での選挙だったので、大変厳しかった。今後は後援会の再構築が必要」と気を引きしめた。
雪辱を誓う
一方、民主党の議席を維持できなかった櫛渕氏は日付が変わった17日午前2時すぎに事務所に入り、支援者を前に深々と頭を下げた。「私の力不足で結果が出なかったことをお詫びします。民主党議員が軒並み落選する中、皆さんがそれぞれの力を発揮していただき、組織として最高の仕事ができたと思います。この組織を基盤として必ず次回は雪辱を果たしたい。自民党の政権になっても市民のための党が必要です。今後とも一緒に頑張らせてください」と話した。
低調だった投票率
今選挙の町田市の投票率は63・84%で前回の衆院選(2009年8月)の68・75%を5ポイント近く下回った。町田市内の投票所別の投票率は成瀬台小学校で72・28%と一番高く、続いて鶴川クリーンセンター(71・98%)、つくし野小学校(71・21%)の順だった。また一番投票率が低かったのは53・36%の小野路公会堂、続いて大戸小学校(53・46%)、小山小学校(56・49%)の順だった。
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