地震に関する危険度調査 2地域でランク3 東京都 道路環境を指摘
東京都はこのほど、「地震に関する地域危険度測定調査」報告書を発表した。町田市内では2地区で危険度を表す5段階のランクのうちランク3と評価された。
この調査は概ね5年ごとに行われ、今回で7回目。都内の市街化区域の5133町丁目について、各地域における地震に関する危険性を、建物の倒壊および火災について測定した。
調査項目は建物倒壊危険度のほか火災による延焼の危険度を表した火災危険度、建物倒壊や延焼の危険性を表す総合危険度、そして今回から調査を開始した災害時の活動困難度を考慮した危険度で、危険度は町丁目ごとにランクで表した(ランクの数字が多いほど危険性が高い)。
報告書によると町田市内での総合危険度はランク3が一番高く、地域は森野3丁目と金森1丁目が対象になっている。両地区とも建物倒壊・火災・総合危険度がランク2だが、災害時での危険地帯からの避難や消火・救援活動の困難さではランク3となっている。
災害時活動困難度とは地域の道路網の密集さや幅員など道路基盤の整備状況を評価したもの。
町田消防署は「今回の調査報告書を精査し、本庁と相談した上でどのような指導を行っていくか検討したい」と話している。また森野自治会の川崎正昭会長は「地域防災隊も組織し、日頃から防災訓練など行い、万が一の事態には備えている。今後も防災に取り組んでいきたい」と話している。
町田市内ではランク2が6地区(旭町2・3丁目、原町田1・2・4・5丁目)。ほかは全てランク1だった。
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