岩手県陸前高田市で被災し、町田市に避難してきた武田恒男さんが「町田にいる避難者に元気を与えられれば」と3月22日(日)、「ふるさと陸前高田と町田をつなぐ日〜映画『先祖になる』自主上映会」を開催する。
東日本大震災から4年。現在、岩手県を含む被災地から町田市で避難を続けている人は約330人いるという。
映画「先祖になる」は、陸前高田市で農林業を営む77歳の佐藤直志さんの姿を震災発生直後から追い続けたドキュメンタリー。震災を風化させない想いから、全国各地で上映会が開かれている。
同映画を町田にいる避難者や町田市民に観てもらおうと、昨年12月に武田恒男さんが仲間らに呼び掛けて「ふるさと陸前高田と町田をつなぐ日実行委員会」を結成した。
「主人公の有言実行する姿に、生きる希望やパワーを感じてもらえれば」と武田さん。陸前高田市の戸羽太市長は町田市出身であり、両市の縁は深く、武田さんは「今まで町田で上映していなかったのが不思議なくらい」と話す。
武田さんは、震災のひと月後に高齢の両親と一緒に妹さんの住む町田市に家族で身を寄せた。現在は両親の介護をしながら、町田で暮らす避難者の会「東北の絆サロンFMI会」に所属し、同じ境遇の仲間とともに、サロン交流やイベント参加などで、町田での生活を充実させている。
当日は同会や、交流のある近隣の避難者・支援者のボランティア団体のメンバーがスタッフとして協力してくれる。映画は22日、まちだ中央公民館の生涯学習センターホールで午後1時30分開映。入場無料、先着158人要予約。予約は【携帯電話】050・3694・5774同実行委員会・牟田さんへ。
上映会では現在の陸前高田市の写真展示も。「復興の進んだところ、進んでないところなど陸前高田の今を知ってもらいたい」と武田さん。ほかに「夢あかり」の展示や「慰霊と復興の折鶴」のイベントも開催する。
鶴川でも「支援者の集い」
和光大学ポプリホール鶴川で3月11日(水)、「3・11支援者の集い2015〜私たちは忘れない」を開催。
脳性まひを患いながら演奏を続けるヴァイオリニスト・式町水晶さんのチャリティーコンサートのほか、市内和太鼓チームの演奏や鶴川中学校PTAコーラスサークルの合唱など。
昼の部午後1時30分、夜の部午後6時開演(開場は各30分前)。入場料1000円。チケットは町田市民ホール【電話】042・728・4300か和光大学ポプリホール鶴川の窓口へ。問合せは鶴の羽の会【携帯電話】090・8108・8554へ。
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