前町田市長の寺田和雄氏が2日、永眠された。83歳だった。1990年から2006年にわたり町田市長を務め、「まちづくり」に尽力された。お別れ会は5月30日(土)、午後2時30分からホテルザ・エルシィ町田(町田市原町田3の2の9 【電話】042・724・3111)で執り行われる。
寺田前市長は、東京都下水道局に就職後、1970年に町田市役所に就職。企画部長や開発部長、総務部長、助役などを歴任し、90年に市長に就任した。
市長在籍中は、都市計画道路や公共下水道などの整備を推進し、町田の「まちづくり」に尽力した。
前任の大下勝正市政である福祉政策を継承しながら、都市基盤整備を進めた。 渋滞で悩まされていた道路の整備、公共下水道の普及率の向上など「暮らしやすさ」の実現をハード面で実現し、まちづくり条例などを作りソフト面も充実させてきた。中でも「すいすいプラン100」と言われる道路整備は、交差点付近を拡幅することにより左折レーンを設けて渋滞解消のための事業で、工期短縮や用地買収コストを下げるなど大きな成果を上げ、他の自治体にも広がった。また町田駅前の都道整備も積極的に行い、駅前の再整備も引き続き実現していった。
元市職員の一人は、「山や花、そして文学も好きで『文化の香り高い』人だった。怒られたこともあったが、一緒に仕事が出来て本当に良かった。もっと色々なことについて話がしたかった」と話していた。
お別れ会は「大好きな花に囲まれてお別れしたい」という生前の願いどおりに行われる。生前の希望通りに香典は受け取らないという。参列自由。お別れ会の代表は石阪丈一町田市長。
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