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町田版 公開:2017年6月1日 エリアトップへ

NPO法人藪会の理事長として樹勢回復活動に取り組む 青柳 義昭さん 野津田町在住 68歳

公開:2017年6月1日

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青柳 義昭さん

思い出となる木を残したい

 ○…樹木の命を大切に思う仲間たちの集まり、NPO法人藪会(樹勢回復研究会)の理事長として全国に100人以上いる会員を率いる。「自然に学びながら、樹木が持つ自然回復力に人間がいかに手助けできるか、そしてどのような治療方法があるのか」を研究テーマにしている。

 ○…公園や学校、神社、街路樹等、街の中にシンボルのように立つ木々。都市化の進行とともに傷つき、衰退する老大木の樹勢回復活動に取り組む。土壌の改良、患部や根の部分への有効物質の散布と投与による治療。これまで手掛けてきた木は新宿御苑の桜など100本を超える。前会長の「自ら実践することが大切」という言葉を胸に、自ら現場へ出かけ、仲間とともに汗を流す。

 ○…東京農業大学の造園学科を卒業。高ヶ坂に事業所がある東京綜合造園の代表を務め、自然や植物は専門分野だ。趣味は「完全無農薬」で作る家庭菜園。収穫した野菜は自分のためではなく、目に入れても痛くない孫のため。「おじいちゃんが作ったものだから残さず食べる」と言ってくれる孫のことを話していると、ついつい目じりが下がる。酒のつき合いも多いが、人と会い、話すことが好きで、それが息抜きにもなっているという。

 ○…大気汚染、舗装化、土壌汚染、人が快適に暮らすことは自然を壊すことにつながる。「人間の手によっていじめられた木の回復を助けることはとても意義がある仕事」。樹勢の衰えた古木をよみがえらせる技術は奥深く、まだまだ研究段階のものが多い。会として活動から培ったノウハウを生かして、技術の向上に努める。治療後は定期的に管理しているが、その結果が表れるのは早くても十年後だ。「老木はその地域に生まれ、育ち、生活する人にとっては心の安らぎといえる存在。心の木となって、いつまでも思い出に残る樹木のためにできることを実践していきたい」

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