神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2018年6月28日 エリアトップへ

2020年 文理の垣根越え必修化 プログラミング教育導入

教育

公開:2018年6月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
プログラミングについて語る島川教授
プログラミングについて語る島川教授

 2020年度から、小学校の授業でプログラミングが必修化される。プログラミングとは、コンピューターに、自分が求める動作を指示・命令すること。今回、サレジオ工業高等専門学校(小島知博学校長)の情報工学科長を務める島川陽一教授に、プログラミング教育の効果や今後について聞いた。

 島川教授は2020年からの必修化の経緯について「IT政策に先進的なアメリカや、インド、中国などの状況を鑑みて、日本もITに柔軟に対応できる人材を育てていくために導入されたのだろう」と話している。

 読み書きそろばんならぬ「読み書きプログラミング」。今後の日本人の基礎教養をこのように表現した。やがて日本でも、アマゾンやグーグルなどのような社会を動かすIT産業が産業界の中心になると予測する島川教授は、「文系/理系問わず幅広い人にプログラミングの知識が必要になる時が来る」と述べる。そのため産業界の方からの要請も強い。ITに精通した人材が求められる時代だ。

教育現場では

 プログラミングを学習するのは「早ければ早いほどいいと思う」と島川教授。プログラミングに早くから触れていると「問題解決のセンスが違う」とのこと。小さい子は「ゲーム機感覚」で遊ぶように学習を進め、すでにアメリカではこのような学習スタイルを推奨する風潮だという。「日本では、なにかと受動的に『教えられる』スタイルの学習が多いが、プログラミングは自分が主体的、自発的になってやっていくもの」。「重要なのは、コードを(いわば受験勉強のように)学習する縦の糸と、自由に発想し思い描くヴィジョンを実現しようとする横の糸の両方だ」と島川教授は話す。

 30年前は100万円ほどしたコンピューターも、最近ではかなり低価格になり、ITとの距離は近くなってきている。そんななかITに柔軟に対応できる人材を育成するプログラミング教育が導入されるのは必然的だろう。

<PR>

町田版のローカルニュース最新6

ソロと重唱コンサート再演

人気テノール榛葉樹人さんを迎えて

ソロと重唱コンサート再演

11月28日

實川風ピアノリサイタル

實川風ピアノリサイタル

来年2月 市民ホールで開催

11月28日

火災予防貢献に感謝状

町田消防署で表彰式

火災予防貢献に感謝状

11月28日

相模原市で終活無料相談会

12月8・9日

相模原市で終活無料相談会

相続や空き家問題など

11月28日

どんな中学給食に?

どんな中学給食に?

担当者に聞く

11月28日

楽しく安全に山歩き

楽しく安全に山歩き

ハイキングクラブ「山ぼうし」

11月28日

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 11月14日0:00更新

  • 11月7日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook