とにかく勝つしかない――FC町田ゼルビア(以下、ゼルビア)が優勝するためには最終戦の勝利が絶対条件だ。最終節を前に勝点3差の中に4チームがひしめく激戦となった今季のJ2リーグ。優勝がかかった大一番は11月17日(土)、ホームの町田市立陸上競技場に東京ヴェルディを迎え撃つ。午後2時キックオフ。
1位の松本山雅FCに勝点差1の3位につけるゼルビア。今シーズン、J2史上最高順位の4位以内がすでに確定している。初優勝するためには勝って勝点3を積み上げ、
1位の松本と2位の大分トリニータが負けるか引き分けが必要。ゼルビアが引き分けた場合、上位2チームが負けても得失点差で優勝には届かない。
「自分たちの力で次の試合まで何かを起こすチャンスを残した。泣いても笑っても最後の試合。すべてを出し切れるように良い準備をしたい」。11日の愛媛FC戦に快勝した後の会見で相馬直樹監督はそう話した。
17日の東京ヴェルディとの一戦は、町田サッカー協会創立50周年記念マッチデーとして開催される「東京クラシック」。現在5位の東京ヴェルディにとって、プレーオフ出場圏内の6位以内がかかる大事な試合でもある。今やJ1チームからも注目される一戦。ゼルビアは優勝してもJ1に上がることができないばかりか、6位以内のチームに与えられるプレーオフへの出場権すらない。仮にゼルビアが2位以内に入った場合、J1への自動昇格チームが2から1に減る(J1から自動降格するチームも1つ減る)。そんな状況にありながらもチームはモチベーションを落とすことなく、ここまで戦ってきた。
前節、愛媛FC戦でクラブとしてJ2リーグ戦通算200ゴールを記録したFW中島裕希選手は次の試合に向けて「ホームでたくさんのお客さんが入った中で勝って終わりたい。優勝の可能性がある中で、周りの結果どうこうではなく、自分たちが勝つことが大事。目の前の試合に勝つよう頑張りたい」とコメントした。2020年にJ1入りを目指すゼルビア。満員のスタジアムでチームに声援を送り、後世に語り継がれる歴史的な一戦を見届けよう。
ホーム戦のチケットは市内の郵便局でも購入できる。
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