第36回全日本ジュニア新体操選手権大会が11月、群馬県高崎アリーナで行われ、東京都代表で出場した町田RGが女子・団体の部で銀メダルを獲得した。個人では、同チームの山田朱音さん(15)が総合3位の快挙。「まさに努力の結晶。素晴らしい演技だった」と関係者は喜びの声を上げている。
町田RG(曽我部美佳代表)は市内各地で活動している新体操クラブ。同競技部はこれまでにも世界選手権などにも出場した代表選手らを輩出している強豪チームだ。
レベルが高いと言われる関東大会で優勝し、日本一を目標に掲げて臨んだ今大会。団体の種目「クラブ」で17・550点を弾き出し、昨年に続いて2位となった。
チームのリーダーを務めた山田朱音さんは「踊りきった時は優勝だと感じた」と振り返る。山田さんは昨年も出場メンバーに入り、「5位以内」を目標にして2位となった。今回は「優勝」を目指しての2位という結果に「悔しい気持ちもあるけど、悔いのない踊りができた」と感想を語った。
曽我部代表は「一人ひとりの能力は決して高くないが、揃える練習は他のどのチームよりもやり込んだので、同時性が十分発揮できた。褒めてあげたい」と話し、「今年のチームは(補欠を含めた)6人でひとつ。誰が出ても同じ演技ができた。それだけに出場メンバー5人を選ぶのは苦渋の選択でした」と振り返る。団体種目を得意とする町田RG。「自分の事だけでなく、思いやりや人の気持ちがわかる子に育ってくれている。メンバーも種目も変わるが、次も頂点を目指したい」
個人総合3位
山田さんは個人種目にも出場し、ボール1位、クラブ4位、フープ5位、リボン7位で54・900点、総合3位で銅メダルを獲得した。得意のボールでは笑顔に大人っぽさを入れるなど、表現力に磨きをかけた。「ノリの良い曲で踊りやすかった。手具操作を踊りでカバーできたと思う。次の大会には上の世代も出場する。より一層練習を頑張りたい」と目を輝かせて語った。
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