神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2019年1月17日 エリアトップへ

「竹林再生担い、稼ぐ」が評価 認知症にやさしいまち大賞

社会

公開:2019年1月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
(上写真)受賞した認知症当事者とボランティアスタッフら
(上写真)受賞した認知症当事者とボランティアスタッフら

 市内で若年性認知症当事者の就労支援と居場所づくりに尽力する任意団体、HATARAKU認知症ネットワーク町田(松本礼子(あやこ)代表)の、認知症当事者の就労と竹林管理・活用をコラボさせた取り組みが、「第2回認知症にやさしいまち大賞」の最高賞である本賞を受賞した。今月10日には町田市役所で石阪丈一市長にその結果を報告した。

 HATARAKU認知症ネットワーク町田は「NPO法人認知症フレンドシップクラブ町田事務局」や「町田認知症友の会」などの認知症団体と新規就農者による「おおるりファーム」で構成する団体。昨年春から認知症当事者やボランティアスタッフ10〜20人が週1回、市が所有する下小山田町の放棄竹林の整備や、伐採した竹を使って竹炭や竹製品づくりを行い、収益にしている。

 「認知症にやさしいまち大賞」はNHK厚生文化事業団が主催。2回目となる今回は全国から応募のあった45の取り組みの中から本賞5団体、特別賞2団体が選出。同団体は「共生社会に向けた先駆性、オリジナリティー」「認知症当事者が望む活動を本人とともに進めているか」「その活動が一般の人に届き、地域に広がっているか」「他の地域への応用可能性」などの選考基準をクリアした。なお昨年は町田市の認知症カフェ「Dカフェ」の取り組みが本賞を受賞している。

 松本代表は「認知症の人たちが引き籠らず元気になることが一番の目的。それだけでなく対価をもらえることが生きがいに繋がり、それを評価されたと思います」と喜んだ。石阪市長は「きちんと仕組みを作って取り組んでいるのがすごい」と、その成果をたたえた。

 竹炭や竹製品は当事者らが通うデイサービスで販売されている。問合せは同事務局【携帯電話】090・3437・8123へ。

竹炭を紹介する松本代表
竹炭を紹介する松本代表
タケノコを掘るメンバー
タケノコを掘るメンバー

町田版のトップニュース最新6

地域とつながり40年

法大多摩キャンパス

地域とつながり40年

活気生み、街の資源に

11月21日

昇格かけ、12月に入替戦

ゼルビア女子チーム

昇格かけ、12月に入替戦

関東リーグ1部目指す

11月21日

闇バイト強盗 警戒促す

闇バイト強盗 警戒促す

町田署「自宅に入れないで」

11月14日

突然の湧水、気泡に戸惑い

突然の湧水、気泡に戸惑い

小野路町 「リニア影響」の声

11月14日

小学校再編に向け「第一弾」

小学校再編に向け「第一弾」

成瀬で統合校の校章発表

11月7日

山崎を「文化教育地域」に

山崎を「文化教育地域」に

16・17日 幼小中高で合同祭

11月7日

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 11月14日0:00更新

  • 11月7日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook