町田市の地域情報を発信するウェブサイト「まちだけ。」が、アニメキャラクターを活用した地域活性化に取り組んでいる。キャラとの対話を軸に独自の目線でコミカルに街の魅力を引き出している。
「まちだけ。」は、「町田まどか」を中心とするアニメキャラクター6人姉妹が市内の店舗やイベントなどを紹介するウェブサイト。2015年から前身となる公式サイトを立ち上げ、現在200店以上が登録している。
運営するのは、ゲーム・ソフトなどの企画・開発を行う「株式会社ブリッジ」(川村真也代表・47)。00年に町田市で起業し、スタートアップ企業を支援する町田新産業創造センターへの事務所移転を機に、入居企業の交流会で自社の試みをプレゼンする中で、新しい町田のキャラクターをつくるプロジェクトをスタートさせた。
サブカルの街らしさ表現
「いわゆる『ゆるキャラ』はおなかいっぱい。対局にいる美少女キャラならどうだろうか」と川村代表が中心となり、ゲーム会社ならではのノウハウを活かして制作した。「町田はアニメ、ゲーム、PCショップなどがひしめく都内でも有数のサブカルの街。ごちゃごちゃ感を体現したい」と、メガネっ子、猫耳、制服などあらゆる萌え要素を詰め込んだ「町田まどか」が15年に誕生した。
公式サイトでは、まどかの姉や妹も登場し、キャラと店主によるかけあいが見られるレビュー記事が「本音のツッコミが面白い」と好評だ。16年からは「町田時代祭り」のキャラクターにも抜擢され、FC町田ゼルビアとのコラボうちわなど、ウェブから飛び出して活躍の場を広げている。
「町田のエンターテイメントの一つとして『まちだけ。』を面白がってほしい。まだまだ未完成。その工程も一緒に楽しんでもらいたい」と川村代表。
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