今シーズン、湘南ベルマーレからFC町田ゼルビアへ新加入した 秋元 陽太さん 町田市出身 32歳
憧れの野津田で守護神に
○…生まれ育った町田の地に帰ってきた。湘南ベルマーレやFC東京で活躍したゴールキーパー。「これまでの経験を若い選手たちに伝えたい。そして何よりも自分自身がもう一度輝くために」。今年にかける思いは人一倍強い。かつては玉川学園に暮らし、南大谷小・中、野津田高校に通った。「野津田(町田GIONスタジアム)といえば、大会の決勝クラスじゃないと試合ができなかった憧れの場所。ここをホームにするチームでプレーすることにはわくわくしますね」
○…選手の後ろから声をかけ、チームの士気を鼓舞するポジション。闘志あふれるプレーでこれまで所属したチームの危機を何度も救ってきた。意外にも静かだった新加入選手会見の席。「最初から熱すぎても、周りに嫌われるので」と白い歯を見せた。サポーターからは「アキか、ヨウタと呼んでもらえたら嬉しい」。両親や今も町田に住む祖父母たちからも、出身地にあるチームに加入することを喜ばれた。
○…7歳と4歳の二人の女の子の父親で、プレースタイルと違って家では「甘いパパ」。コーヒー好きで、家族とコーヒーが疲れた体を癒してくれる。昨シーズン終盤は試合に出る機会が減った。移籍を決めた理由の一つであり、大きなモチベーションとなるのが「試合に出てプレーしている姿を子どもたちに見せたい」との思い。
○…町田に帰ってきて当時と変わらない風景を目にすると、懐かしい思いにかられる。玉川学園から野津田高校まで自転車で通ったこと、よく食べに行ったラーメン屋。ゼルビアがまだ知らないJ2リーグの優勝、J1昇格も経験している。選手としても円熟期を迎えた今、守護神としてクラブが目指す大きな夢を一緒に追いかけたい。
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