桜美林大の学生らが1月25日(土)、26日(日)の2夜連続、芹ヶ谷公園を「まだ見たことのない光・幻想公園」に変える―。同公園の整備を進める町田市に桜美林大学のデザインプロジェクトチーム(田中敬一教授)が協力。フィールドワークを重ねた学生が「自然」「湧き水」「ホタル」などをテーマに新しい芹ヶ谷の姿をイメージし、幻想的な光で彩る。
桜美林大学芸術文化学群と町田市の共催による芹ヶ谷公園のライトアップイベントが25日、26日の午後4時30分〜6時に開催。途中、5時からと5時30分からの2回、パフォーマンスも行う。会場は同公園管理事務所から大池付近。
光アートのデザイナーでもある田中教授が、市から公園再整備のアドバイザーとして要請されたことがきっかけ。田中教授は「学生にもメリットがある」と考え「デザイン・プロジェクト」の授業に組み込んだ。「水と植栽空間を幻想的に一体化する光のプレゼンテーションを学生とともに展開します」と田中教授。公園内を流れるせせらぎのきらめきを光の演出信号に変換して、リアルタイムの光の現象として森へ放つという。「昔はホタルがいた」という同公園の原風景をキーワードに、最新技術と次世代を担う感性で未来の都市公園の在り方の一つとして提案する。光の演出には(株)ジャパンセルなどの地元企業や自治会等も協力。
パークミュージアム構想
市が同公園を(仮称)国際工芸美術館と一体的に整備するにあたり、2019年8月から市民が参加して検討。多様なアート、カルチャーに親しめる場所として、また緑あふれる憩いの空間としてより多くの人から愛される公園とするために”芸術の杜”をコンセプトに、公園全体を「パークミュージアム」とする構想が生まれた。
市はこの取り組みを行政だけでなく、同じ想いを持つ仲間を増やし、様ざまな人が主体的に参加し取り組んでいけるように、「メイドイン芹ヶ谷」という市民参加型のプラットフォームを構築。”同公園から新しい文化を生み出す”として、アイデアや企画の創出、魅力等の発信を行い、再整備に活かしていく。
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