町田市と東急株式会社、東急電鉄株式会社が連携、共同し推進する南町田拠点まちづくりプロジェクトによって、昨年まちづくりが行われた「南町田グランベリーパーク地区」がこのほど、令和2年度都市景観大賞「都市空間部門」において、大賞にあたる国土交通大臣賞を受賞した。
都市景観大賞は国土交通省による「良好な景観に資する地区・活動について特に優れたものを表彰する」もので、1991年度から続くまちづくり分野において由緒がある。同地区は東急田園都市線「南町田グランベリーパーク駅」南側の20haのエリアを再整備、再構築し「新しい暮らしの拠点」を創出する取組みにより2019年11月に誕生した。
シームレスな構造
鉄道駅と都市公園、商業施設が隣接するという南町田ならではの資源を活かし、まち全体を一つのパークとして計画。既存道路により分断されていた街区構造を抜本的に見直し、道路の付け替えを行うことで歩車分離かつバリアフリーに繋げる歩行者空間を創出したこと、商業施設と都市公園の間に文化・市民施設からなる「パークライフ・サイト」というコミュニティ拠点を配置し、エリア一帯を繋ぎ目のない(=シームレスな)連続的な空間としたことなどが高く評価された。
市都市生活課の窪田高博課長は「行政、民間が一体となり、地元住民の協力のもとでまちづくりに取り組めたことを評価されたのは喜ばしい」と話し「今後もイベントの開催などを通し、南町田に住んでみたい、訪れたいと思う方を増やしていきたい」としている。
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