木曽東にある永田屋小さな家族葬ハウス@町田木曽を会場に10月11日、地域の高齢者たちが集まり、フォトブックのための撮影会が行われた。
これは認知症フレンドシップクラブ町田事務局(松本礼子代表)を中心とした地元の有料老人ホームや特養、あんしん相談室などの高齢者施設関係者により結成されたシニアファッションショー実行委員会による取組。今年2月に行われた認知症について考えるイベント「まちだDサミット2」の中で、認知症の人や高齢者を元気にするためのファッションショーが立案され、アイディアの募集などが行われてきた。市の「まちだ〇ごと大作戦」にも採択され、企画を進める段階で新型コロナウイルスの影響により実施を1年延期することになった。「コロナ禍でいっそう外出する機会が減り、元気がなくなっているシニアの方が増えています。1年先へのモチベーションを高める意味でも、このタイミングで撮影してフォトブックを作ろうと考えました」と松本代表は語る。
笑顔が絶えず
当日は、ファッションショーに参加する予定だった高齢者たちが思い思いの衣装に着替え、プロのカメラマンに向かってポーズを取った。衣装は本人や関係者が持ち寄った物で、メイクなどもボランティア。最初は恥ずかしいと嫌がっていた参加者の一人、薄井アイ子さん(82)は、自分や周りの人たちが煌びやかになっていくにつれ、生き生きとした表情に変わっていった。参加者らは皆「やって良かった」「幸せだった」と笑顔で喜んでいた。
フォトブックは1000部発行し、地域の施設に配布する予定。来年の本番のショーへの参加希望者を募るのも目的。
![]() 孫にエスコートされ喜ぶ薄井さん(中央)
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