政府は11月3日付けで2020年秋の褒章受章者を発令、町田市内からは3人が選ばれた。
褒章とは社会における優れた行いや業績のある人に褒章の記章を授与するもので、功績の内容により紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章、紺綬褒章の6種類がある。
朝日工営(株)代表取締役の大滝睦男さん(74)はその道一筋に励んだ人を対象とする黄綬褒章を受章した。34歳で同社を創業。現在、(公社)東京都宅地建物取引業協会副会長、東京都宅地建物取引業保証協会常任幹事、全国宅地建物取引業協会連合会理事、全国宅地建物取引業保証協会常務理事を務めるなど、宅地建物取引業の業務に精励した功績を称えられた。「役員を一生懸命やってきた結果です。新型コロナの影響で天皇陛下への拝謁が叶わず寂しいですが、周りの方たちにお祝いしてもらえて嬉しいです」と述べた。
保護司の原雄三さん(77)は更生保護功績を称えられ藍綬褒章を受章した。長野県から上京し、警視庁に10年勤務した後、48年前に(有)京南を創業。町田地区保護司会に入会し、25年を超えて今も保護司として活動している。表舞台に立つ機会は少ない保護司という仕事だが、社会奉仕の精神を持って使命を果たすために従事。「多くの人との良い縁があって今の自分がある、今回の受賞に関しては自分というよりも、町田地区保護司会の仲間や活動を支援していただいている皆さんに対してのご褒美だと思っています」と話した。
町田市消防団副団長の青木正光さん(55)は消防功績で藍綬褒章を受章。高校卒業後、夜間大学に通いながら家業に入り現在、(有)アオキ建設産業の2代目。18歳から市消防団に入り、2017年には人命救助の功労で消防総監賞を受賞。消防少年団の副会長も務め、隊員を指導するなど青少年育成にも尽力する。「コロナ禍で大々的に訓練ができない中、災害に備えて少人数で地道に訓練しています。今回の受章は消防の先輩や周りの人たちのおかげ。色々な人から祝電をもらい、徐々に実感してきました」と述べた。
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