町田市は1月26日から市ホームページで、交通安全動画の配信を始めた。「いつでも、誰でも、どこでも交通安全を学ぶことができる」をコンセプトに自転車同士の事故やながらスマホなど5つの事例を動画で紹介する。
コロナ禍で交通安全の啓発活動も自粛している中、自転車事故が増えていることを受けて、市民の交通安全意識向上のため作成されたこの動画。
作成には市の交通安全担当職員をはじめ市内鶴間にあるシャドウスタントプロダクションが協力。毎年、市内中学校では7校ずつ同プロダクションによる自転車安全教室が行われている。その際は、地域の自治町内会などを通じて住民の参加も呼び掛けていた。しかし密を避けるため参加は生徒のみに限定され、市民の意識向上を図る場の減少も作成要因の一つに担当職員は挙げる。
2020年1月から21年1月までの町田警察署管内の自転車関与事故は147件。うち小中学生は16件、高校生は19件、18歳から65歳は84件、65歳から75歳が19件、75歳以上が9件。
希望する町内会・自治会にはDVDを配布
「おうちで交通安全」と名付けられた動画は全5本、1本あたり約2分程度で配信。内容は【1】自転車による正面衝突事故【2】歩行者優先道路での事故【3】横断歩道での事故【4】自転車が時速40Kmで自転車に衝突【5】自転車の巻き込み事故となっている。なおスタントマンによる映像は、実際に自転車同士が衝突したり、車が自転車に衝突したりするため幼児や児童は保護者による助言・指導のもとでの鑑賞をと呼び掛ける。
このような寸劇やスタントを交えた交通安全動画を市のホームページに掲載するのは多摩26市では初めての取り組み。
担当した市民生活安全課の山岡誠課長は「中学校で開かれた自転車安全講習での映像を使用していますが、ぜひ大人がルールを守って子供たちに示していって欲しい。そのためにも、ぜひ一見して頂けたら」と話し、希望する自治町内会には動画のDVDを配布。
詳細・問い合わせは同課【電話】042・724・4003へ。
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