町田GIONスタジアム(市立野津田公園内)北東部のスタンド増築工事がこのほど完了し、観客席が約10000席から約1万5000席に増設された。収容人数が増えることにより、大規模なスポーツ大会やイベントを招致できると関係者は期待を膨らませている。
観客席の増設は2017年度に策定された「町田市5カ年計画17─21」により、トップレベルのスポーツを体感できる環境を整備し、プロスポーツなどの大規模スポーツ大会などに対応した「観るスポーツ」の場としての機能を強化するのが目的。約5000席が増設されたバックスタンドは鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造の3階建てで売店やトイレ、授乳室、多目的室が備わる。工事費の市の負担を減らすため、東京都からの補助金やスタジアムのネーミングライツ、市のふるさと納税が充てられた。
サッカーJ2リーグ・FC町田ゼルビアの本拠地でもある同スタジアム。増設によりJリーグクラブライセンス制度におけるJ1基準を満たすスタジアムとなった。5月16日(日)に行われるJ2第14節ゼルビア対新潟戦が新スタジアムの披露の場となる。ゼルビアの大友健寿社長は「素晴らしい『観るスポーツ』の環境が整い、感慨深い思いです。常にファンやサポーターが溢れる場所となるよう努めて参ります」とコメントを寄せた。
また観客動員数を増やせるようになったことで大規模な大会やイベントを招致できるように。緊急事態宣言の延長により延期になったが、5月下旬には「モルック」のアジア大会の開催が予定されていた。同スタジアムを管理するスポーツパークパートナーズまちだの石川宏幸所長は「今はコロナ禍で人数制限など流動的ですが、落ち着いたらなるべく多くの人に訪れてほしい」と話す。
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